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おじさんと女子高生とボク。

 

電車で寝てしまった女子高生が、隣のおじさんにもたれかかっている。

 

 

おじさんは年齢は40代くらい、中肉中背でグレーのパーカーを着ていた。

 

 

もたれかかっている接着面を見ていたぼくは、おじさんの顔にちらっと視線をうつしてみた。

 

 

なんと、おじさんはちょっと嫌そうな顔をしていた。

 

 

ぼくはその顔を見て「なぜだ。」と思った。

 

 

だってぼくなら女子高生が肩にもたれかかってきた状況は嬉しいことだからだ。

 

 

でもそのおじさんの気持ちはわからないではない。

 

 

見ている側としても、そこでニッコリ満面の笑顔をキメていたら普通に気持ち悪い。

 

 

せっかく「疲れて眠ってしまった女子高生」ってだけで堪らないものがあるのに、
もたれかかっている先を見てみたら「ニッコリ笑ったおじさん」ってたまったもんじゃない。

 

 

 

ならどうしたら正解なんだろう。

 

 

女子高生が眠り、隣のおじさんにもたれかかっているこの状況。

 

 

おじさんはどうしたら正解なんだろう。

 

素直に喜んだら気持ち悪い。

 

では無表情ならどうだろう?

 

疲れ果てて、ダランとよりかかる女子高生。

 

その隣に視線を移すと、ただただ向かいの窓を見続ける無表情のおじさん。

 

おそらくこう思う

 

「あ、我慢してんな。」って

 

ホントは嬉しいけど、表情に出すと恥ずかしいから、あえて顔の筋肉固めてんな。

 

男を見下したブスが「男のウソなんてすぐバレるんだから」とかいいそう。

うるせえよこっちだって必死なんだよ。顔の筋肉が言うこときかねえんだよ。

 

でも無表情がだめならどうすればいいんだ。

 

そもそもこの状況、逆だったらどうよ。

 

女子高生の肩で、残業でクタクタになり疲れて眠るおじさん。

 

女子高生の顔を見てみる。

 

嫌そうな顔をしている。

 

「あ、本気で嫌なんだな。」

 

と思う。

 

つまり何が言いたいかって?

 

疲れ果てて眠る女子高生ってかわいいな

 

って。

 

なんなら実は、おじさんにもたれかかってる女子高生を見ていた後に、

実は綺麗なお姉さんがもたれかかってきたのだ。

 

 

それすなわち「降りる駅見送るの如し」。

 

向かいの窓に映る自分の姿は、「眉を不自然にゆがめて、なぜか嫌そうな顔」をしていた。

 

 

 

男ってウソつくのがヘタだね。
〜おしまい〜

 

 

 

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