
・なんでレジ袋って有料化されたの?
・レジ袋にお金払いたくないんですけど…
なんて思っていませんか。
2020年10月某日、
「あれ?そもそもなんでレジ袋って有料化になったんだっけ…?別にレジ袋じゃなくてもよくない…?」
とぼくは疑問に思いました。
疑問の解消はネットでちゃちゃっとできてしまったので、自分の中で感じたことであったりを消化したものを記事として残しておきたいと思います。
結論を先にいっておくと、僕はこれからもレジ袋を買い続けます。
レジ袋有料化の目的を知ったところでエコバッグを買いたいと思うこともありませんでした。僕自身にあまりメリットがないと感じたからです。
今回、参考にしたサイトはこちら
さあ…僕と一緒にレジ袋有料化の闇を暴いていきましょう…。
※冗談です、そんな闇はありません。
contents
レジ袋有料化は、環境問題改善への道

今回のレジ袋有料化を義務付けたのは「経済産業省」です。みなさんご存じ、日本において、経済とか産業の発展を考えているお偉いさんが集まる場所ですね。
※ちなみに、2020年10月現在の経済産業大臣は梶山弘志氏です。ここ、テストに出ません。
今回のレジ袋有料化について、経済産業省が指示しているガイドラインというのが省のホームページにあったので、読んでみました。
そのガイドラインによると、レジ袋有料化の目的とは以下のとおり。
(読まなくても大丈夫です。)
プラスチックは短期間で経済社会に浸透し、我々の生活に利便性と恩恵をもたらしてきた。一方で、資源・廃棄物制約や海洋ごみ問題、地球温暖化といった、生活環境や国民経済を脅かす地球規模の課題が一層深刻さを増しており、これらに対応しながらプラスチック資源をより有効に活用する必要が高まっている。こうした背景を踏まえて 2019 年5月に政府は「プラスチック資源循環戦略」を制定し、その重点戦略の1つとしてリデュース等の徹底を位置づけ、その取組の一環として「レジ袋有料化義務化(無料配布禁止等)」を通じて消費者のライフスタイル変革を促すこととした。
経済産業省「プラスチック製買物袋有料化実施ガイドライン」より
といっても読むのが面倒だと思うので、カンタンにいうと
「地球温暖化や、いろんな環境問題を減らしたいナ!とりあえず別に無くてもそんなに困らないだろうから、買い物袋は使わない生活に変えてこ!」
みたいな感じです。
他にもこのガイドラインには「レジ袋対象化となるレジ袋の定義とは袋に指を通す穴が空いているモノ」
みたいなことも書いてあって、読むと面白いです。長くなるので割愛しますけど。
日本だけではなく、世界的な政策
実は、レジ袋の量を削減する取り組みというのは、もうすでに世界の60か国以上で行われています。しかも、2010年以前から。
- レジ袋禁止・・・フランス、カメルーン、バングラデシュ etc
- レジ袋有料化・・・韓国、スウェーデン、南アフリカ etc
- レジ袋課税・・・デンマーク、ベルギー、アイスランド etc
禁止にしたり、日本と同じく有料化にしたり、レジ袋税を取ったり、国によって様々な政策をしているようです。
もちろん主要国であるアメリカや中国などでも取り組みは行われています。が、アメリカの場合は州や地域などによってルールは違うみたいです。
ちなみに、プラスチックゴミ廃棄量はアメリカが1位で、その次の2位に日本です。
でも、てっきり日本独自の政策かと思っていたので、7月1日のコンビニで買い物をした時には「おいおい、何してくれてんだよ….」と思いました。
しかし、世界的にやっていることと知って少し安心しました。
レジ袋代はお店の利益です

「レジ袋の大きさは同じくらいなのに、なんでお店ごとに値段が違うの、誰が決めるの。」と思った人はいません?
僕は思いました、「統一してくれよ」と。
これまた経済産業省のガイドラインを読んでみるとこんな風に書いてあります。
プラスチック製買物袋の価格設定については、サイズ・用途や仕入れ主体・方法などにより、様々なケースが考えられることから、各事業者が消費者のライフスタイル変革を促すという本制度の趣旨・目的を踏まえつつ、自ら設定することとする。
経済産業省「プラスチック製買物袋有料化実施ガイドライン」より
カンタンにまとめると
「値段は袋によって仕入れも違うと思うし、統一できないからお店ごと勝手に決めてね♡」
ということになる。ハートマークが絶妙にうざい。
レジ袋代はどこに消えるのか
レジ袋代はお店の利益になります。強制的に環境問題への募金にわたるということはありません。募金するかしないかは、お店の自由です。
レジ袋有料化を行うにあたって、お店側へのメッセージがこれまたガイドラインにありました。
プラスチック製買物袋を有料化することを通じて、消費者がその必要性を吟味する機会を提供し、ひいてはマイバッグを携行する習慣が浸透するなどライフスタイル変革を促すことが本制度の目的であり、その売上の使途については、事業者が自ら判断するものとした上で、消費者の理解促進の観点から、売上の使途について事業者から自主的に情報発信することを推奨する。
経済産業省「プラスチック製買物袋有料化実施ガイドライン」より
カンタンにいうと、
「レジ袋代は環境問題に取り組んでいる組織へ寄付しています」って言った方がお客様からのウケはいいかも。
(有料化で起きるクレームはお店ごと処理してな!)
ということです。
ユニクロなんて、紙袋も有料化しちゃってますよね。
レジ袋有料化は金銭的・精神的負担になるのか

はい、ここまでで、ゴミ袋の有料化っていうのは、
「地球の環境問題に対して、プラスチックレジ袋の無駄遣いを減らしていくことが目的」
ということがわかりました。
しかし、有料化でレジ袋の無駄遣いは減るでしょうか?またはマイバッグを買う人は増えるでしょうか?
金銭的負担になるのはマイバッグの方だと思う
レジ袋が有料ということは金銭的負担と、買うか買わないかの選択肢を増やして精神的にもレジ袋の使用を控えさせようとしてますよね。
例えば、買い物へ2日に1回いくとして、毎回5円のレジ袋を買うとします。
そうすると、1年で約1000円ほどになります。
マイバッグはそこそこ耐久性があるものを選ぶとして1000円ほど。(もっと安いエコバッグもあるかもしれないですけど。
あんまり金銭的負担は変わらないですね。むしろちょっとお洒落しようと3000円くらいのお高めなマイバッグなんて買おうものならマイナスもいいところだと思います。
確かにエコバッグを買ってもいいと思うんです。でも、常に袋を持っているのもなんか荷物になります。
常にエコバッグを持っている負担分、エコバッグを持っている方がコスパが悪く感じてしまいます。
他の手段として、いつものスーパーで買うレジ袋を再利用するのもいいかと思うんですが、なんかイヤらしいです….。
最近はセルフレジも多くなってきました。もし、レジ袋を再利用するとした時に
「え?そのレジ袋、ちゃんと商品として読み取りました?」
なんて店員さんから注意されたら面倒くさいですよね。
※あくまで金銭的負担において思うことです。僕自身実際はコンビニでお昼ご飯を買うくらいであれば袋はもらっていません、それこそ面倒なので。
まとめ
そんなわけでまとめます。
- レジ袋有料化は世界規模で地球環境の為に行われている
- レジ袋の値段はお店ごとに決められている
- マイバッグ買ってもレジ袋買っても金銭的負担はどっこいどっこい
さて、あなたはこの政策をキッカケにマイバッグを買いますか?
それとも袋代をケチって商品を抱えて持って帰りますか?
もしくは今までと変わらずレジ袋を使いますか?
僕は「別にプラスチックだけでなく、地球の資源は大切にしなきゃならない。」と思いました。
でも、タバコ税が上がってもタバコをやめられない人間のように、僕はレジ袋にしばらく依存し続けると思います。
STOP、レジ袋依存症。
以上、「なぜレジ袋が有料化されたのか今更気になったので調べてみた」でした。